「民族民主革命党」間諜事件及び金ヨンファン、崔ユシク反省文

韓国国家情報院HPから

捜査着手経緯

 国家情報院は、地下組織「反帝青年同盟」関連嫌疑及び97年10月に検挙した崔ジョンナム夫婦間諜事件連累疑惑と関連して、金ヨンファンを内査していたところ、98年12月18日、南海から北朝鮮に北帰して撃沈された半潜水艇から 金ヨンファン等の電話番号が暗号で記載されているのを確認、証拠確保に力を注いだところに、97年10月から中国に滞留中であった金ヨンファンが政府当局に入国許容嘆願書を提出した後、7月29日、金ヨンファンが自分で帰国することによって、自然な雰囲気の下に4回に渡り審査を実施、「89年7月、北朝鮮直派間諜に包摂され、入国・帰還後、北朝鮮の指令に従い、地下党を建設した」等の自白を受けて、自首者に準じた善処方針を検討していたところ、8月16日、金ヨンファンが突然「マル」誌を訪れ、「国情院が間諜団事件を造作しようとしている」等の虚偽の内容のインタビューを行い、関連嫌疑者に対する捜査を妨害して、潜伏したが、8月18日1835発大韓航空便を利用、香港に出国しようとしていた 金ヨンファンを空港で緊急逮捕し、関連者崔ユシク、河ヨンオク、シム・ジェチュン、金ギョンファン等を順番に連行、本格的な捜査に着手することになった。

事件の概要

 この事件は、北朝鮮が80年代、学園家の親北闘争を主導してきた主思派核心勢力を包摂、朝鮮労働党に加入させた後、北朝鮮の直接指導を受ける「民族民主革命党」を構築し、いわゆる「南朝鮮革命運動」を死守してきた典型的な地下党事件である。

 北朝鮮は、韓国内の主思派を対南赤化革命の前衛隊とするために、学生運動圏に影響力と組織的基盤を備えていた金ヨンファンを包摂、入北させた後、韓国内の主体思想を信奉する地下革命指導部を構築するように指令した。

 金ヨンファンは、北朝鮮の指令に従い、主思派地下組織「反帝青年同盟」の核心勢力を下部網として包摂、労働党に現地入党させ、「冠岳山」等の暗号名を付与し、北朝鮮の工作金で全国的な組織基盤を備えた「民族民主革命党」(略称:民革党)を結成、暗躍してきた。

 北朝鮮は、総責である金ヨンファンが思想的変化を起こし、「民族民主革命党」を離脱しようとする用心を見せるや、主体思想が透徹した「民革党」中央委員河ヨンオクと接触した後、彼を通して「民革党」を再結束させようとしていたことが明らかになった。

事件の特徴

 第1に、国内で自生的に胎動した主思派組織が北朝鮮に包摂され、北朝鮮労働党の直接指令を受ける革命前衛組織に姿を変えた最初の事例である。

 第2に、北朝鮮が80年代の主思派胎動期から主思派核心人物を包摂するために、多数を取り込んだことが初めて確認された。

 第3に、北朝鮮が過去その場で利用しやすい既成世代を包摂してきたのとは異なり、潜在的成長の可能性を有するエリート学生層を包摂、長期的に言論・法曹人等の世論指導層に育成しようとしたことが明らかになった。

 第4に、フィリピン人偽装間諜「カンス」に引き続き、北朝鮮の夫婦工作員が国籍をマレーシア人に偽装した後、国内に潜入、長期間暗躍しつつ、工作活動を行う大胆性を見せた。

 第5に、「民革党」は、北朝鮮の地下党組織戦術に従い、徹底して点組織で運営、総責や組織責でなければ規模を知らず、上命下服が厳格な集団ということが明らかになった。

 第6に、最先端インターネット通信網を対北連絡手段に活用する、いわゆる「サイバー間諜」であることが初めて確認された事件である。

ヨンファン、 崔ユシクの反省文

 

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最終更新日:2004/03/19

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